数ある副業の中でも、人気を集めるのがWebデザイナー。
社会人としての経験や母親としてのキャリアを築きながら、Webデザイナーとして輝いている女性がいます。
お名前はミッコさんで、ゼロ塾ガイドのWebデザインを担当しています。
Webデザイナーのミッコです。
そんなミッコさんに今回は、Webデザインについて、自身の子育て経験を交えた価値観を伺いました。現在のミッコさんが、どのような軌跡を辿ってきたのか、今までの経験を踏まえて率直にお話しくださっています。
読み手と同じ目線で興味を持ってもらうのが、私のデザイン
ーまずは「ゼロ塾ガイド」のWebデザインを担当した理由を教えてください。
現在の職業は主婦で、アルバイトを週に2. 3日しています。そこで、副業としてWebデザインを始めようと思いました。このメディアは塾を紹介していて、子供のために塾を探していた昔の自分にとってすごく共感できると思い、Webデザインを担当したいと思いました。
Webデザインはサイトを見やすくしたり、ちょっと楽しくしたり、興味を持ってもらいやすくするためのツール。そして私にとってWebデザインは生きがいになる。
このメディアを訪れてくれた人には、そのことを少しでも感じてもらい、勉強を楽しく感じて欲しい。私はそう思い、このメディアのWebデザイナーを担当しました。
ーなるほど。ひとくちに副業といっても、世の中にはたくさんの副業があります。Webデザインを選んだのはどうしてですか?
私自身が役に立っている自信が欲しいと思い、始めました。普段家族のためだけに頑張っているだけではなにか充実感がたりないみたいで。私がWebデザインを頑張っていると伝えたら、素直に尊敬すると言われました。
大人になっていく息子たちと関わりを持つ時も、いろんな視点を持っていた方が楽しいと思うんです。
大人になって、親と子っていうより、人間同士の付き合い的なふうになっていきたいなって思うので、お母さんはこういうことができるよって言いたかったので。
お友達とかで、推し活とかやって楽しそうにしている人もいらっしゃるんですよ。でも、私はあんまりこう、たのしめないみたい。今からでも身につけられるものは大学時代に勉強したデザイン関係のことだと思い、やりがいを感じることもできるので、選びました。
大学時代にグラフィックデザイン等を学び、アート制作を始める
ー先ほど、ミッコさん自身は大学時代にデザインの勉強を始めたとおっしゃいました。どんな内容を学びましたか?
大学の時でいえば、グラフィックデザインの授業で課題を作ったりっていうのをやっていました。そのときは自己表現の一つとしてデザインを捉えていました。今のように商業デザイナーになるようなことは考えていなかったです。
Canvaでマニュアルを作成したのがキッカケで、Webデザインを再開
ーでは、ミッコさんが「Webデザインは問題を解決するツール」という思いに至ったお話をきだせてください。どんなキッカケでそう思われたのですか?
アルバイトの仕事で、とある業務があったんです。口頭で業務内容を伝えられて、なんとなく、みんなも社員さんも違うことを言っていたんです。結局、じゃあこれはどうなの、みたいに困っちゃったんです。
そのときに、これはこうだよねみたいなマニュアルみたいなのを、Canvaで簡単に作ってみたんです。これをして、次はチェックをしてみたいな。
誰が見ても、それを見れば多分できるよねっていう状況にしました。
それをバイト仲間に「こんなの私わからなくて困ったからね、作ってみたんだ」って言ったら、バイト仲間から「すごい助かる」って言ってもらって。コピーして、みんなに共有したら役に立ったなっていう経験がキッカケです。
ー自分では気付かなかったことが、人に言われて初めて強みかもしれないと気がついたんですね。
私は結構ズボラで面倒くさがり屋なので、パッと思いついて、やるってとこまでなら楽しんでるんですけど。ちゃんとお金をもらうお仕事となると大変だなって。気づけるところが増えてきたんです。
そうしたら、「あ、やらなきゃ」っていう箇所が増えてきて、経験でできるようになったら素敵だなって。フリーランスとしてお仕事をもらってやっていくとなったら、自信を持って取り組めるように、もっと目を引くサムネイルとかも作っていきたいです。
Webデザインを学び、子育てをしながら自己成長を実感
ーWebデザインをするにあたって、どんなことを感じてきましたか?
子育ての最中にもWebデザインができる時代なので、私のように主婦をしながらでも稼ぐ方法があるのはすごい幸せな時代だと思います。
ほんの1年前とかには全然さわれもしなかったIllustratorとかPhotoshopとかCanvaとか、今だと本当に手軽に使えるようになっているなって。プロの方も使うツールが誰でも使えて、やり方さえ調べて、その通りにやれば、本当に色々な表現が自由にできるって。
私の学生の頃で言ったら、フォントとか手書きで、薄く鉛筆で四角を引いて、レタリング(手で文字を書くこと、文字をデザインすること)していました。
本当にアナログの時代だったので、そういうところをすっ飛ばせるツールができたことの面白さをすごい感じています。
突き詰めていくことも大事なんだけど、楽しんでやっていく。拙いところもあるけれども発表できてしまう世の中。でもそういうところも全部飲み込んで、面白がって気負っていかないようにしたいです。
自信を高めながら、クリエイティブなスキルを高めたい
ーミッコさんの今後の目標や展望について聞かせてください。
自由に仕事もプライベートも選べるように、Webデザインで稼ぎたいです。
子供の頃に褒められた絵とか手芸とか美術とか、自分の得意なことで、人の役に立ち、人に喜んでもらえることで、対価としてお金をもらえるようになりたいです。
ーそうやって経済的に自立した先に、どのような未来を思い描いておられますか?
自分の中で、子供ができて、仕事を辞めて、主婦として専念してきた中で、稼ぐことの楽しさをもう一度感じながら生きたいです。誰かの役に立ち、評価されてお金をもらえているっていうのは、私の自信にもつながると思います。
「役に立つデザイン」が私の目指す場所
ー最後に、同じく子育てをしながら子供の塾選びをしておられる、このメディアの読者の方々に向けてメッセージをお願いします。
今、メディア運営に関わる中で、お仕事としてやるっていうのは、こういうことなのかなっていうのを見せてもらって。こういうためになるメディアに関わらせてもらうのは、自分の成長につながっています。Webデザインをもっとわかりやすく制作できるようになりたいなって思います。
学生の方たちは、まだ学校という狭い世界しか知らないから、行き詰まっているかもしれません。でも私でも今から始めて、こうやってできることが日々増えていってるって言えるので「きっと大丈夫だよ」っていう言葉を伝えたいです。
いつからでも、気の持ちようじゃないけど、やりたい気持ちが大事だから。優秀なお子さんの親御さんと話したりしても、落ち込まないで挫折せず頑張って欲しいです。やっぱり子供が元気で、自分がやりたいことを見つけてくれて、やる気がある状態がいいと思います。
そうであれば、人生はよりよくなると思います。
(取材・文/渡辺なおや)